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神戸大学海事博物館 (旧海事資料館)

   
北前船模型 (天昭丸)
Kitamae Bune (Tensho-maru)


全長1.06米の小型のものであるが、使用材料は実際の和船と同様の材質
船大工道具各種
Carpenters Tools


船大工の道具も通常の大工道具と大差はないが、船釘を打つ孔をあけるツバノミなど船大工だけが使用する特殊な道具がある。
逆針磁石
Old Japanese Compass

山原船模型
Yanbaru Boat


沖縄本島の沿岸で貨物輸送に使用されていた。沖縄は江戸時代中国南部との交流があったため、船も中国船に似ている。この模型は2.1米あり、山原船末期にあたる昭和初期の型式を示している。
機帆船模型(二神丸)
Engine-and-Sail Boat(Futagami-maru)


大正末年帆船に小型焼玉エンジンを積んで、港の出入りや無風時に利用する機帆船が現れた。この模型は二次大戦前の機帆船最盛期の姿を示している。
和漢航海教本
Navigation Books


博物館蔵書の中で和漢の航海や航路に関する指針の3点です。航海金針は1853年(咸豊3年)に中国で出版されました。他2点は江戸時代日本で出版されたものです。
航路図
Route Map


江戸大阪間の海路を画いた大図。特に紀州沿岸は拡大して画かれ、暗礁の所在、港の出入にあたっての注意事項などを極めて詳細に記入してある。幕末異国船が日本近海に出没し始めた頃、いつ出動を命じられても困らないように、紀州藩のお舟手が江戸までの沿岸を調査して作ったものではあるまいか。
作り出し奉納額
Votive Tablets:A thin model-ship is set in relief on a tablet


薄い板を張り付けて船の形を表現した珍しい額で、絵馬に較べると奉納された地域が限定されている。極少数ではあるが船体の半分を作って板に取り付けたものもある。
板図
Board of Ship Design


和船の各部寸法比率はほぼ一定していたため、船大工は板に側面図を画くだけで詳細な図面は作らなかった、使用済みの板図は削って次の船に利用したため、古い板図は余り残っていない。
蒸気外輪船
Steam Puddle Ship


明治時代に浮世絵や絵図の中に描かれた蒸気外輪船2点。
通運丸は東京、そして下図は琵琶湖を走る外輪船です。
引札
Pamphlets of Shippng Agents


顧客に配った引札で和紙に木版で印刷してある。店が独自に製作したものもあるが、絵だけを刷った紙に店の名前を追加する場合が多く、これもその一例。
船箪笥
Chest of Drawers for Use in Ships


和船船頭が重要書類などを入れていた。現在の手提げ金庫にあたる。高価なものは前面の飾り金具が美しい。蓋の内側に美人版画を貼ってあるのが面白い。
和船絵馬
Votive Tablets in Japan


航海の安全を祈ってあるいは無事帰着を感謝して奉納した舟絵馬は、現在でも多数残っている。この絵馬は同じ船主の船二隻を一枚に描いた例。


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